「電脳コイル」に夢中です

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毎週見ているアニメのうち、今期一番のお勧めは「電脳コイル」(原作/脚本/監督:磯 光雄、キャラクターデザイン:本田 雄)です。
5月12日(土曜日)18:30~ NHK教育TV で放送が始まっています。
各話のタイトルと、メインスタッフをご紹介・・・
第1話:メガネの子供たち  脚本・絵コンテ/磯光雄、演出/安川勝、作画監督本田雄
第2話:コイル電脳探偵局 脚本/磯光雄、絵コンテ/村田和也、演出/安川勝、作画監督本田雄 
第3話:優子と勇子     脚本/磯光雄、絵コンテ・演出/横山彰利、作画監督/伊東伸高
第4話:大黒市黒客クラブ  脚本/磯光雄、絵コンテ/笹木信作、演出/安川勝、作画監督/板津匡覧
6月16日(土) 午後3:00~5:00 教育テレビ にて「電脳コイル」の1~5話を一挙放送予定。
見逃してしまった方は、ぜひこの機会に。

時は202X年。「電脳メガネ」と呼ばれる眼鏡型の透明なディスプレイが子供達の間で流行っており、電脳をつかったペットや道具、インターネットも「電脳メガネ」を使って見る時代。
主人公小此木優子(おこのぎ ゆうこ)愛称"ヤサコ"は、小学6年生。小此木一家は、夏休み直前、祖母の住む大黒市へと引っ越しました。
そこは、由緒ある古都であり、神社仏閣が立ち並び、かつ、最新の電脳設備を誇る特別行政区でもありました。
「大黒市」に到着したとたん巻き起こる不思議な出来事の数々。もう一人の勇子(ゆうこ)である"イサコ"や子供達とともに、ヤサコの「大黒市」での日々が始まりました。
この作品の魅力は、現実世界と自然に融合している電脳世界の不思議な日常。
その世界でいきいきと生活している、少女・少年たち。
主人公の"ヤサコ"にもっと個性や元気さが欲しいような気もしますが、
主人公の戸惑いが、そのまま視聴者の、
この世界に対する違和感と共感する演出となっています。

しかしそれを補うかのごとく、
強烈な個性を持って存在感をアピールしたのが"メガばあ"です。
コイル電脳探偵局 会員番号零(ゼロ) で、ヤサコの祖母。
電脳駄菓子屋「メガシヤ」(メガネの駄菓子屋)の店主です。
駄菓子の他に「電脳ツール」を売ってくれたり、
メタバグとよばれるプログラムを買い取ってくれます。
第2話のラスト・シーン、メガネビーム (略称「メガビー」)を乱射しながら
「わりい子はいね~か・・・」と迫ってきて、どアップで来週にひく…
すごい演出でした…一発でこの作品のファンになってしまいました。

監督の磯 光雄といえば、一時「すごい作画のアニメーターがいる」とうわさになった人ですよね。
有名な所では、「エヴァンゲリオン」TV版19話「男の戦い」の使徒喰いのシーン…
1989年のOVA機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争」の第1話冒頭の北極基地攻略シーン…
1997年公開の劇場作品「新世紀エヴァンゲリオン Air」の序盤、弐号機と量産機の格闘シーン・・・
などなど・・・
そのほか、高畑勲 監督の『おもひでぽろぽろ』、宮崎駿監督の『紅の豚』、押井守 監督の『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』などの原画も担当しています。
その昔、東映動画で「やたらと上手い絵を書くアニメーターがいる。その人の原画だと、女の子がすごく可愛い・・・」とうわさになり、なにやらNHKTVシリーズで監督をやるらしい・・・そう、あの超有名なアニメ映画監督とパターンが似ていますよね~。
今後が楽しみです~。

さて、画像は、小説「電脳コイル1」 (2007年4月19日発売 徳間書店刊):宮村優子著 です。
買ったのはいいですけど、ストーリーがわかったりするのがイヤなので、なかなか読む気がおきません。
当分、つんどく・・・です。