町田市薬師池公園の中にある「万葉草花苑」での秋の花散策、その3です。
ゲンノショウコ(現の証拠):フウロソウ科
学名:Geranium nepalense subsp. thunbergii
別名:ミコシグサ(御輿草)
紅紫色または白紫色の花が夏から秋にかけて開花します。
紅紫花種は西日本に、白紫花種は東日本に多く見られるそうですが、ここには紅紫色ばかり、いっぱい咲いていました。
ホトトギス(杜鵑):ユリ科
学名:Tricyrtis hirta
鳥の方のホトトギスは不如帰と書くようです。花の点々が不如帰の羽の模様(胸)に似ているということから、この名前が付きました。
写真は花のつき方から、タイワンホトトギス(台湾杜鵑)だと思います。
ホトトギスは,葉の付け根に一つないし二つ花がつくものだそうです。
トクサ(砥草):トクサ科
学名:Equisetum hyemale
最後に、トクサの花です。木賊とも書きます。茎の先端から綿棒のようなかたちをした花(胞子葉群)をつけ、そこから胞子をとばします。スギナ(つくし)の仲間ですね。
名前は「砥石になる草」「砥ぐ草」に由来しています。 堅くざらざらした茎を利用して、木材・歯・爪などを磨くのに使ったそうです。また、煮込んで乾燥させた物を薄板などに貼り付け、ツゲ櫛などの木工品を磨くヤスリとして利用されるのだそうです。 天然素材の紙ヤスリですね。
最後はちょっと地味な花でしたね。