星野之宣 『星を継ぐもの』 第1話

ビックコミックの次号予告を見て、ビックリしました。
星野之宣の新連載の予告です。
しかも、あの名作SFの「星を継ぐもの」(J・P・ホーガン作)の劇画化ですから、我と我が目を疑いましたよ~。

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西暦205X年--------。
月面に基地を建設し、さまざまな開発を行っていた人類は、深紅の宇宙服をまとった奇妙な死体を発見した。
調査の為に、高名な若き原子物理学者ハント、生物学者のダンチェッカーらが、国連宇宙軍に呼び出され……!?

星を継ぐもの 第1話 Data


掲載誌:ビックコミック  No.1215 
    第44巻・第5号 (3月10日号)
    2011年2月25日 発売
    3頁~34頁掲載;32枚 (内4色カラー4枚・2色カラー4枚)

人類史と〝その謎〟に迫る巨編、開幕--------


第1話 月面の死体

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これが原作本です

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月面調査員が真紅の宇宙服をまとった死体を発見した。
すぐさま地球の研究室で綿密な調査の結果、驚くべき事実が明らかになった。
死体はどの月面基地の所属でもなく、世界のいかなる人間でもない。
ほとんど現代人と同じ生物であるにもかかわらず、五万年以上も前に死んでいたのだ。
謎は謎を呼び、一つの疑問が解決すると、何倍もの疑問が生まれてくる。
やがて木星の衛星ガニメデで地球のものではない宇宙船の残骸が発見されたが……。
(文庫本 中表紙・内容紹介文より)

イギリスのSF作家、ジェイムズ・P・ホーガン が、1977年に発表しました。
原題は“Inherit the Stars”です。
ほぼ直訳な邦題ですが、「星を継ぐもの」と言うタイトル…ぞくぞくするような良いタイトルですね。

日本では、創元SF文庫(東京創元社)から、1980年5月に発売されました。
私が大学生になった頃ですが、SF小説にどっぷり浸っていまして、SF大会などにも参加しておりました。
何百冊もSF小説を読みましたが、好きなSFべスト5にランクインしますね。
もう30年も前の小説ですが、今読んでもぜんぜん色あせない素晴らしい本です。

この本、何度読み返したことか。
いつか映像化されないかな…一本の映画だと十分にストーリーを消化できないから、3部作とかで…とか、無茶な希望を抱いていました。
それがなんと、劇画化です。
しかも、星野之宣の作画です。もう、イメージぴったり!!
毎月10日、25日が待ち遠しい日々が続きそうです。

5万年前。地球上は旧石器時代ネアンデルタール人クロマニョン人が生きていたとされる頃…!!


月面で発見された死体は、原子物理学者ハントが調査する前から、さまざまな分析が。
しかし分析が進むほど謎は深まり…!?

次号(3月10日発売)にご期待ください!!