『The Lady アウンサンスーチー ひき裂かれた愛』

鑑賞日時:2012年7月26日(木曜日)13:30

鑑賞劇場:シネマスクエアとうきゅう

The Lady アウンサンスーチー ひき裂かれた愛


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ビルマミャンマー)の非暴力民主化運動の指導者で、1991年にはアジア人女性として初のノーベル平和賞も受賞した、アウンサンスーチー氏の半生を描くヒューマンドラマです。
軍事政権との過酷な戦いや民衆を魅了する強さ、イギリス人の夫マイケル・アリスとの愛情などが描かれていきます。

解説によると、作家のレベッカ・フレインがスーチー氏の関係者へ取材を重ねて執筆した脚本を、リュック・ベッソン監督のメガホンで映画化。
主演はミシェル・ヨー。夫のマイケル役に英国の名優デビッド・シューリス

映画を観て、日本の報道の情報量がいかに少ないか…実感しました。
私の不勉強もあったのは確かでしすが、こんな過酷な戦いをしなければならなかった、ミャンマーの国のありかた…知らなかったではすまないな…と思いました。

政治とはプロフェッショナルが独占するのではなく、市民が、市民の思いを声に出していくものだ。
日本も反原発の市民の声を、「大きな音」と言い切る政治家に任せているのではなく、もっと市民が声を出して、市民主権を亡くさないようにしないといけないのではないか。

いろいろ考えさせられる、映画でした。

☆ストーリー☆

ビルマ建国の父と民衆から敬愛されるアウンサン将軍の娘アウンサンスーチーミシェル・ヨー)は、留学先のイギリスで知り合ったマイケル・アリスと結婚し、子どもを設け幸せな生活を送っていた。
1988年、母を看病するために久しぶりに生まれ故郷のビルマに戻ると、ビルマでは軍部が独裁を敷いており、学生民主化運動を武力制圧する凄惨な光景が広がっていた。

「ビルマ建国の父」と死後も多くの国民から敬愛されるアウンサン将軍の娘の帰国を聞きつけた民主主義運動家たちがスーチーの元に集まり選挙への出馬を懇願する。
不安を抱きながらも民衆の前で立候補を決意するスーチーだった。
が、それは、ビルマを支配する軍事独裁政権との長い闘いの始まりであり、愛する家族とのひき裂かれた辛く厳しい人生の始まりを意味していた。


☆スタッフ☆
監督:リュック・ベッソン
脚本:レベッカ・フラン
音楽:エリック・セラ
撮影:ティエリー・アルボガスト
編集:ジュリアン・レイ

☆キャスト☆
Aung San Suu Kyiミシェル・ヨー
Michael Aris:デイヴィッド・シューリス

公開: 2012年7月21日
上映時間 135分