西遊妖猿伝-西域篇 第三回 Data


第三回 護法 磧中(せきちゅう)に唐僧を励まし                二弟 沙上に竜骨を見る


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掲載誌:モーニング 2008 No.51 (12月4日号)
    平成20年12月4日発行 (11月20日・木曜日 発売)
    231頁~262頁掲載;32枚

砂嵐「黒風(カラ・ブラン)」は去りました。玄奘は、馬の骨や駱駝の糞を頼りに西を目指します。
水がなくなった玄奘は、道に迷いながら砂漠を進みますが、ついに倒れてしまいます。
そこに護法が現れ、玄奘を励まします。「まっすぐ進め、そして竜の橋を渡れ」と言い姿を消します。
玄奘の馬が歩を早めます。その先には泉が湧いていました。野馬泉です。そして、玄奘はさらにまっすぐ進みます。
悟空と八戒も、野馬泉まで追いつきます。流砂に飲まれそうになりながらも、玄奘の後を追いかけます。
そして砂丘を上った二人が見たものは、首長竜の骨でした。
流砂の魔境に佇む巨大な「死」のオブジェ。玄奘を導いたのは、さてはて本当に仏の使いだったのでありましょうか…。