映画「パリ20区、僕たちのクラス」を観てきました


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パリ20区、僕たちのクラス
原題:Entre les murs (壁の中)
   2008年フランス映画

監督:ローラン・カンテ
原作:フランソワ・ベゴドー『教室へ』(2006年発表)
脚本:ローラン・カンテフランソワ・ベゴドーロバン・カンピヨ
主演:フランソワ・ベゴドー

2010年6月12日~岩波ホールで公開中

第61回カンヌ映画祭 パルムドール(最高賞)受賞

 まるでドキュメンタリー映画のようでした。
 撮影は、ほぼ教室の中と学校の中だけです。
 でも、128分という長さは全然感じず集中できた映画。
 ストーリーらしい盛り上がりも無く、熱血教師も(当然)出てきません。
 しかし、洗練されたセリフ回しとドキュメンタリーを意識したカメラワーク。
 生徒のざわめきも、椅子の動く音も、黒板に書く板書の音も、逃さず収録した音響効果。
 リアリティの追及が芸術に昇華する…素晴らしい映画です。
 
 是非機会がありましたら、鑑賞してほしい映画です。