西遊妖猿伝-西域篇 第20回(その2) 諸星大二郎
掲載誌:モーニング 2010 No.51 (12月2日号)
平成22年12月2日発行 (11月18日・木曜日 発売)
181頁~206頁掲載;26枚
前回までの講釈は
妹の嫁ぎ先の屋敷に着くと、メーウザーイは弱い毒が入った小瓶を
八戒に渡し、隙を見て妹のお茶に入れるよう言います。
かって悟浄との恋路を邪魔されたことへの仕返しでした。
一方、メーウザーイの馬車を追ってきた悟空と悟浄と双子とワユ。 悟浄以外は屋敷に忍び込みます。
小瓶を隠したはずみで、屋敷の主人の来客用のお茶に毒を注いでしまう
八戒。来客とは、ゾクド人の有力者たちでした。
彼らは悟空たちが覗いている部屋で、〝サソリの谷〟でキルク族を皆殺しにする計画の密談を始めます。
悟空にもっとよく聞けと言われ、身を乗り出したハルワタータクは天井の穴から落ちてしまいました!
決して怪しい者じゃありません。あなたたちの悪だくみをこっそり聞いていただけのこと。
第20回 八戒 畳(かさ)ねて毒婦に従い 悟空 ふたたび胡宅(こたく)を閙(さわ)がす (その2)
連載3回目です。
「騒ぎはおこなさないですぐ戻る…」とか言っておきながら、やっぱりひと悶着起こす悟空が、相変わらずでした。
今回で、ちょっとひと段落ついたかな。
しかし、諸星先生…犬の絵が可愛くないな~。
有力者たちが謀っていた「キルク族虐殺計画」。果たしてそれは、実行されるのでありましょうか…?
この続きは11月25日発売の52号にて!