第5回スペース映画上映会「死と処女(おとめ)」

 職場有志による映画上映会。題して“スペース映画上映会”
 私の職場にある、地下の大会議室のことを“スペース”と呼んでいます。
 そこで行われる上映会なので、“スペース映画上映会”と言います。
 毎月最終金曜日に開催しています。

 この映画会は、メンバーがそれぞれ推薦する好きな映画を持ち寄って、上映しています。
 さて今回は、情報企画課・W氏推薦の映画「死と処女(おとめ)」です。

「死と処女(おとめ)」


イメージ 1


原 題:Death and the Maiden

監 督:ロマン・ポランスキー
脚 本:ラファエル・イグレシアス
    アリエル・ドーフマン
音 楽:ヴォイチェフ・キラール

出演者:シガニー・ウィーヴァー
    ベン・キングズレー
    スチュアート・ウィルソン

製 作 年 : 1994年
製 作 国 : アメリ
上映時間 : 104分

【あらすじ】
南米某国。独裁政権が崩壊して間もなくの嵐の夜。ポーリナ(シガニー・ウィーヴァー)は岬の近くの家で、夫の帰りを待っていた。停電の中でポーリナは高まる不安と怒りに落ちつきを失う。
 やがて、1台の車が近づき弁護士である夫のジェラルド(スチュアート・ウィルソン)が降りてきた。車がパンクし、通りがかりの車に送ってもらったと言う。
 深夜、ジェラルドを車で送った医師のミランダ(ベン・キングスレイ)が所用を思い出して引き返してきた。応対に出たミランダとのやりとりを寝室で聞いたポーリナの表情が凍りつく。
彼女は隙を見て彼の車を発進させ、崖から海へ車を転落させる。
 家に戻った彼女は、泥酔したミランダを縛り上げ、彼の車中にあったカセットテープで『死と処女』を聴かせる。その音で起きたジェラルドに、ポーリナは衝撃の事実を語り始めた。
ミランダこそ、独裁政権下で反政府の学生運動に参加していた彼女を拷問した男だというのだ。

 シューベルト室内楽曲『死と処女』をモチーフに、忌まわしい過去を巡って、3人の男女が密室で激しい葛藤を繰り広げる心理サスペンス映画です。
  アリエル・ドーフマンの同名戯曲を、「ローズマリーの赤ちゃん」の鬼才ロマン・ポランスキー監督が映画化しました。
  主要登場人物が3人だけ。撮影もほぼ室内…という展開が難しい映画ですが、「エイリアン」で女性宇宙航海士リプリーを演じたシガニー・ウィーヴァーの熱演がすごかったです。
 善良で真摯な隣人が、実は悪魔のような人間だった。が、それは果たして真実なのか?真実と虚構が交錯し、常軌と狂気が入り乱れる密室スリラー。
  さすが鬼才ロマン・ポランスキー監督の映画でしたよ。

次回は年末、忘年会もあるかな?楽しみです