僕と妻の1778の物語

ウサギ奥さんと、「僕と妻の1778の物語」を観てきました。
実は私、つい数日前、50歳になりました。夫婦割引(夫婦どちらか50歳以上だと、夫婦二人で2,000円)で映画が観れます。
先月までは二人で3,600円。前売り買っても2,600円でしたから、急に映画を観る時間が取れた時でも、気軽に行けます。良い制度だな~。
…と言う訳で(?)観てきました、「僕と妻の1778の物語」。


スタッフ
☆監督:星護
☆脚本:半澤律子
☆音楽:本間勇輔
☆原作:眉村卓

登場人物
☆牧村朔太郎:草彅剛
☆牧村節子 :竹内結子
☆滝沢蓮:谷原章介
☆滝沢美奈:吉瀬美智子
☆新美健太郎(朔担当の編集者):陰山泰
☆松下照夫(節子の担当医):大杉漣

【ストーリー】
SF作家・牧村朔太郎は大好きなSFの執筆に空想を膨らませ、妻・節子と仲睦まじく過ごしていた。
ある日、節子は腹痛に襲われ妊娠かと思われたが、朔太郎は実際は大腸がんに侵され余命1年であることを告げられる。
妻の力になろうとするが空回りしてしまう朔太郎。
しかし朔太郎は「笑うと免疫力が上がることがある」という医師の言葉から、毎日1編ずつ妻のために短編小説を書くことを決意する。
そしてその日々は2年3年と続いて、いったん癌の進行も止まった。北海道に旅行する幸せな夫婦。
しかし、癌の病魔は…

SF作家の眉村卓さんと、2002年に大腸がんで死去した妻・悦子さんの間にあった夫婦愛の実話を基にした作品です。
眉村卓さんの小説は、中学生の頃からず~っと愛読書でした。

これがいまでも手元に置いてあり、読んでいる本です

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ねらわれた学園」とか「司政官シリーズ」は、何度読み返したか…。大好きな作品たちです。
しかし、今見ると古い本です~。
「ねらわれた学園」は薬師丸弘子ちゃんの映画版ではなく、1977年のNHK少年ドラマシリーズ未来からの挑戦』の原作の頃ですね~。なつかし~。
…それはさておき…

良い映画でした。
いくらでも「お涙ちょうだい」的な演出もできるストーリーなのですが、淡々と描くでもなく、ユーモアとペーストを混ぜながら紡いでゆく夫婦の歴史。
やたらと過剰演出をしていないのに、じんわりと夫婦の絆が伝わってきました。

私は不勉強で、星護の監督作品は「笑の大学」しか知らなかったのですが、すごい監督だな。と思いました。
…「笑の大学」の時もそう思ってDVDまで買ったのになぁ…いかんですね。

ぜひ観ることをお勧めする作品ですよ~。