城山三郎さんが亡くなられました…

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経済小説の第一人者、作家の城山三郎さんが3月22日午前6時50分、間質性肺炎のため死去した。79歳。
 実業家渋沢栄一の伝記「雄気堂々」や、A級戦犯として処刑された広田弘毅元首相の生涯を描いた「落日燃ゆ」、「毎日が日曜日」など、経済小説が有名ですし私も何冊か読みました。でも私は経済小説より『指揮官たちの特攻 -- 幸福は花びらのごとく』(新潮文庫)や『一歩の距離』(角川文庫)などが印象深く好きですね。 手元にない(図書館で借りて読んだ)ので、もう一度読み直そうと思い、今日『指揮官たちの特攻 -- 幸福は花びらのごとく』を購入してきました。有名な作者でもお亡くなりになると再販されなくなる事が多いので、『一歩の距離』も早いうちに購入しとこうと思います。全集とかで買えればいいんですけど、どうしても高くなってしまいますから…。
 憲法改正(改悪?)がなされようとしている今、「日本が戦争で得たのは憲法だけだ」が持論だった城山氏の痛烈な批判が聞きたかったです。惜しい方を亡くしました。