あなたの魂に安らぎあれ

何年か、十何年かに一度、読み返したくなる作家・作品があります。
SF作家では、J・P・ホーガンとか、アーサー・C・クラークとかです。
私的には、神林長平の作品も、その一つです。
きっかけは色々ですが、長いことご無沙汰しているので読んでいない作品が増えたとか、何年かぶりに好きだったシリーズの続編が出たとか…
今回、久しぶりに「神林長平の作品を読みた~い!!」がでました。
海賊課シリーズの新作の表紙をたまたま見たのがきっかけですが、そう思って本屋のコーナーに行くと、読んでいない神林長平の作品がいっぱいあるじゃないですか。
そう気がついたら、過去作品を再読したくなりました。
発掘、発掘~

あなたの魂に安らぎあれ

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早川書房 ハヤカワ文庫JA JA-215
昭和61年3月20日印刷 昭和61年3月31日発行
定価500円

まずは、火星シリーズの読み返しからです。
っていうか、好きなんです。この本。
もう5~6回読んでいると思います。
この本の発行が、1986年3月なので、文庫になってからでも20年経っているんですね。
何度読んでも、ストーりーを全て覚えていても、新鮮な感動がある作品です。
私のヘタな文章では、あらすじも書けるかどうか…
『月と地球の最終戦争が終わり、放射能汚染のため、火星に表面には有機アンドロイドが存在し、人間に奉仕している。
人間は、地下の空洞都市に隠れ、アンドロイドに奉仕してもらいながら、現実とも幻ともつかない生活を過ごしている。
そして、アンドロイドの現実と、人類の現実との違いは?アンドロイドの過去の記憶と、人類の未来の予知に表される『希望』とは?
全てを破壊するアンドロイドの神「エンズビル」の正体とは何か?』
全てが緻密なプロットの元、無駄な文書がなく、一気に読めてしまいます。
何度読んでも面白いです。