民さんは野菊のような人だ…我が家の民さん??

「民さんは野菊のような人だ」と言う、政夫と民子の純情な恋……。
何度も映画化され、今なお多くの人々に感動を与える伊藤左千夫の代表作と言えば「野菊の墓」ですね。
ところで、野菊と言う菊はあるのでしょうか?

一般に栽培されている菊は、和名をキク(キク科キク属 Dendranthema grandiflorum (Ramatuelle) Kitam.)と言います。
野生のものは存在せず、中国で作出されたものが伝来したと言われています。
したがって、菊の野生種というものは日本にはありません。

しかし、日本にはキクに似た花を咲かせるものは多数あり、野菊というのはそのような植物の総称として使われています。
しかも、キク科の植物は被子植物のなかでは最も繁栄しているものの一つで、世界中に2万種以上が自生しているといわれています。
多くが○○ギクといった名を持つ…さらに、シュウメイギクキンポウゲ科アネモネ属、マツバギクハマミズナ科マツバギク属…キク科じゃありません…

いや~もう素人には何がなにやら???
…何が言いたいかといいますと…
我が家の庭(っていうか通路)に咲いている菊の品種はさ~っぱりわかりません。と、言うことです。

我が家の野菊


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いっぱい咲いています。
元気いっぱい、肥料も水もな~んにも無しで、ガンガン踏みつけられているのに一切気にしていません。
えらいモンです。

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ユウゼンキクのように、花色に変化が出ています。
ユウゼンキクは、栽培品種のシノノメギクが野生化したもので、北アメリカ東部原産の帰化植物です。
友禅染のように美しい菊の意味で友禅菊(ユウゼンギク)の名がつけられています。
その名が示すように花色の変化が多く、白っぽいものから紫、赤紫、赤など多くの色を見ることが出来ます。
葉っぱの形が全然ちがうので、ユウゼンキクではありません。

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さらに、別の場所では八重のキクが咲いていました。
もう、品種名なんて何でもいいや~
ということで、「野菊」の写真をアップしました。

皆様の身近にも、雑草で花が咲いるものがあると思います。
~意外と、新品種だったりして・・・