2008年・隅田川七福神めぐり~その2~

息子さんが、きびだんごで空腹を満たしたのち、墨堤通りから子育て地蔵の横の道を入ります。向島百花園まで後ちょっとです。

向島百花園・入り口


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福禄寿尊を祭ってあるところ


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百花園は、文化元年(1804)に仙台の人、佐原鞠塢(きくう)が開いたものです。
鞠塢は福禄寿の陶像を持っていました。鞠塢はその福禄寿にちなむ正月の楽しみごとはないものかと思案します。
多聞寺の本尊は毘沙門天長命寺に弁財天がまつられていることがわかると、何とか七福神をそろえたいものと頭をひねります。
三囲稲荷には恵比寿・大國の小祠があり、また弘福寺には布袋和尚の木像を蔵することが判明しました。残るは寿老人ですが、それがなかなか見つからない。
結局思案のあげく、百花園のある寺島村の鎮守白鬚明神 は、白鬚と申し上げる以上、白い鬚のご老体のお姿であろう。寿老人(神)に違いない…と、ちょっと強引に七福神にしちゃいました。
無理やり~ですね。200年間それに付き合って遊んでいる下町っこも付き合いが良いといいますか…。

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普段は入園料を取るのですが、七福神めぐりの時は無料で入れます。
福禄寿尊とお茶屋さんのところ以外の、園内のほとんどが入れなくなっていますけど。

そのお茶屋さんで、甘酒を売っています。
お店で頼んで、席に座って待っていると持ってきてくれます。

美味しいですよ~

白鬚神社(しらひげじんじゃ)


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百花園から、隅田川に向かって200mほど歩くと白鬚神社があります。ここは、寿老神です。
祭神の猿田彦命は道案内の守り神ということから、お客様を案内する千客万来、商売繁昌の信仰が生まれました。
上にも書きましたが、隅田川七福神の中でなかなか見つからなかった寿老人を御名前からして白い鬚の老人の神様だろうとして、白鬚大明神にあてたところから「神」としています。

今回、はとバスツアーとバッティングしてしまいむっちゃ混んでいました。

多聞寺(たもんじ)


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多聞寺だけ、ちょっと離れています。白鬚神社から役1.5km。のんびり歩くと20分以上かかります。
ここは、毘沙門天です。
本尊の毘沙門天弘法大師の作と伝えられています。

…これで、七福神めぐりは終了です。
最期に行った多聞寺ですが、毘沙門天門下の禅尼師童子がイタズラ狸を懲らしめて村人を救ったという伝説があります。
その事を書いて、終わりにしたいと思います。
もう少しお付き合いください~