熊野古道・伊勢神宮 旅日記 (その8)

2泊目は川湯温泉です


 熊野川の支流大塔川。静かな山間の清流沿いに温泉旅館が立ち並びます。ここは川原を掘ると温泉が湧き出すという全国でも珍しい温泉です。不思議~。

泊まったホテルに、露天風呂がありました


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 私たちが泊まった部屋の窓からの眺めです。
 川沿いの、お風呂。手前が男湯、奥が女湯…ですが、丸見えです。
 それぞれ、男湯・女湯の内風呂から外に出るのですが、出ちゃうと同じ場所…つまり混浴です。
 男グループ3世代は、明るいうちから気にしないで露天風呂に入りました。川では、子どもたちが川遊びしているし、ホテルの部屋からは丸見えですが、ぜ~んぜん気にしません。あ~男でよかったと実感します。
 ウサギ奥さんは、暗くなってから露天風呂に行きました。女性は露天風呂にそのまま入れる、浴衣があったそうです。息子さんと、三人で露天風呂に入りました。家族風呂みたいで、最高に気持ち良かったです。
 露天風呂のすぐ横では、数グループの家族が花火を楽しんでいました。が、お互い気にせずに、それぞれ自然に楽しんでいます。
 おおらかで、大変気持ちよくのんびり出来ました。

熊野速玉大社


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 三日目、旅行最終日です。
 早くにホテルを出て、熊野参拝のラストを飾るのは「熊野速玉大社」です。
 熊野速玉大神(くまのはやたまのおおかみ)と熊野夫須美大神(くまのふすみのおおかみ)の2柱を主神としています。熊野速玉大神は、イザナギノミコト。熊野夫須美大神は、イザナミノミコトのことともいわれています。 速玉大社というので、速玉大神が主神と思われますが、2神が主神だということです。この2神、男神と女神ということで夫婦神と考えられていたようで、もともとは一社殿に祀られていたそうです。

神木ナギの大樹


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 国の天然記念物です。高さ20m、幹回り6m。平重盛平清盛の嫡男)手植と伝えられています。
 ナギは熊野権現の御神木で、その葉は、笠などにかざすことで魔除けとなり、帰りの道中を守護してくれるものと信じられています。
 ナギはマキ科に属する針葉樹でありながら、広葉樹のような幅の広い葉をもつちょっと変わった樹木です。
 その葉がまた変わっていて、縦に細い平行脈が多数あって、主脈がありません。その変わった構造のため、ナギの葉は、縦には簡単に裂くことができますが、横には枯れ葉であってもなかなかちぎることができません。
 その丈夫さにあやかって、男女の縁が切れないように、と女性が葉を鏡の裏に入れる習俗があったそうです。

 熊野を後にして、伊勢神宮に向かいます。
 半日かけて、伊勢神宮まで延々バスの旅でした。